中医学とは、中国に古くから伝わる「伝統医学」であり、鍼灸治療・漢方・推拿(すいな)など、様々な治療法があります。
病気を部分ではなく全体として捉える
中医学の大きな特徴は、病気を部分ではなく全体として捉えることにあります。例えば、腰が痛い患者さんの治療の際に、手足にも鍼を打つことがあります。これは、腰の痛みを腰という部分のみの病気と考えず、身体全体の病気ととらえ、身体全体の滞りを通じさせているのです。
自然の変化が与える影響を考慮する
また、中医学では人それぞれの異なる体質のほかに、自然の変化が与える影響を考慮します。例えば、日本に住んでいれば、梅雨から夏にかけて高い湿度の影響を受けます。この結果、身体に溜まった湿が身体全体のだるさや食欲減退といった影響を及ぼし、病気を引き起こしていると考えます。そのため、治療の際には身体に溜まった湿を取り除く治療法がとられるのです。
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